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石川県立大学様と共同実証実験を行いました!

最終更新日:2019年12月2日 (月)

近年、ドローン等の無人航空機は多岐にわたる分野で実用化が進められており、農業の分野においても様々な試みが行われています。
弊社では石川県立大学様と共同で、スペクトルカメラ搭載ドローンで撮影された画像解析による、水稲生育診断の実証実験を行いました。

【業務概要】
目的:ドローンで撮影したスペクトルカメラ画像による生育診断を行うことで、生育状況をデータ化し、環境負荷の低減や生産性、品質の向上への利用価値の有無を検証することを目的とする。

場所:石川県内のほ場

方法:条件が同じほ場において、熟練農家さんが人力で生育状況を確認する範囲と、ドローンに搭載したスペクトルカメラによって撮影し画像解析によって得られた植生指数(植生の分布状況や活性度を示す指標)を比較・検討し、熟練農家さんの技術をドローンに置き換えられるのかを検証する。また、収量、品質に差が無いか、労力、時間をどのくらい削減できたかについても併せて検証する。

結果:熟練農家さんが生育診断したものと、ドローンにより算出した植生指数との間に相関関係がみられ、熟練農家さんの技術をドローンによる植生指数に置き換えることができた。また、実作業時間への換算比較では、農家さんの1筆あたり15分という生育診断に対し、ドローンのフライト時間は1筆あたり20秒であったため、大幅な省力化が図られたと言える。しかしながら、農家さんの熟練度合いや圃場条件の違いによって植生指数は変化すると考えられるため、今後も継続して検証を行い、収量や品質の安定に寄与できるよう研究していく。

現在、ドローンによるデータ収集などは実験段階であるため「今まで通りの方法」で作業を行なうより、手間や時間がかかるという場合も少なくありません。しかし、今後ドローンの技術が進歩し自動化が進めば、効率や生産性の向上に大いに貢献できるといえます。また、近年増加している、農業に従事する若者にも注目されており、後継者不足に悩む地域のサポートとしても期待できるでしょう。

今後も石川県立大学様と共同で実証実験を重ね、さらに精度の高いデータが導き出せるよう研究に貢献して参ります。

【お問い合わせ先】
空間情報事業部 営業部 企画開発室
林 輝幸
TEL:076-238-9100  E-mail:teruyuki-hayashi@risuisha.co.jp